家庭ごみの出し方を指南 各自治体が外国語のガイドブック配布

吉沢龍彦
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 山梨県甲州市は市内在住の外国人向けに、家庭ごみの出し方を英語、中国語、ベトナム語で解説したガイドブックを作った。市役所の環境課窓口で希望者に配布するほか、市のホームページから見ることができる。

 同市の家庭ごみは、燃えるごみ、不燃ごみ、資源物(紙、びん、缶、ペットボトルなど)に分けて収集される。ガイドブックでは、収集の曜日と主な品目の分別を、それぞれの言葉とイラストで解説した。

 市内には外国籍の市民が約270人いて、全人口(約3万人)の1%近くを占める。ホームページなどで案内したところ、さっそく「ほしい」という問い合わせがあったという。資料のサイト(https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2023032400035/別ウインドウで開きます)にはQRコードからもアクセスできる。

 外国語版の家庭ごみガイドブックを作る動きはほかの自治体にもある。隣の笛吹市は英語版を市ホームページに掲載した。アルファベット順で品目ごとの分別を記したリストもある。

 甲府市は英語、中国語、韓国語ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ベトナム語の7カ国語で用意している。昨年度は計1193冊配られたという。(吉沢龍彦)

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