【詳報】ウクライナ侵攻73、5月21日~5月26日(日本時間)

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 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏が25日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートからワグネル部隊が撤退し始めたと明らかにしました。6月1日までにロシアの正規軍に引き渡すとしています。

(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)

■■■5月26日(日本時間)■■■

21:00(ニューヨーク26日08:00)

中国特使が欧州に「ロシア占領のまま即時停戦」呼びかけか WSJ報道

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは26日、欧米当局者の話として、キーウを含む欧州各国を今月訪問した中国の特使が、ウクライナ国内の一部をロシアに占領地されたままの形で即時停戦するよう促すべきだと、欧州各国に伝えていたと報じた。

 特使として派遣された李輝氏はこれまでキーウ、ワルシャワ、ベルリン、パリ、ブリュッセルを訪問し、26日にはモスクワ訪問を予定している。李氏は欧州各国に対し、中国を米国に代わる経済相手国として見るよう要請。欧州と米国の分断を試みつつ、ロシアとウクライナの紛争がさらに拡大する前に迅速な対応をとるよう促したという。

 欧州の高官らは、中国の試みを否定するのは時期尚早としつつ、ロシアとの密接な関係から、中国が停戦などの交渉における誠実な仲介者になれるのか疑問視しているという。李氏と会談したある外交官は、ロシア軍の撤退なしに紛争を凍結することは国際社会の利益にならないことや、欧州を米国から引き離すのは不可能であることなどを伝えた、と話したという。

19:14(クラスノダール13:14)

ロシア南部でドローン墜落 大手通信業者が被害

 ロシア南部クラスノダールで26日、ドローン(無人機)2機が墜落する出来事があった。コンドラチエフ地方知事がSNSに投稿した。負傷者はいないとしている。ロシア国営タス通信によると、同日朝方に爆発音が聞こえたといい、ロシアの携帯通信大手「MTS」のオフィスの建物の屋根が軽微な損傷を受けた。通信障害などは発生していないという。

 ウクライナ南部クリミア半島に近いクラスノダール地方ではこれまでも石油関連施設などで火災が発生。ドローンによる攻撃を受けたとされる。

14:22(キーウ08:22)

ウクライナ空軍、ロシアの巡航ミサイルなど撃墜

 ウクライナ空軍は26日、ロシア軍の巡航ミサイル10発、イラン製ドローン「シャヘド」23機、無人偵察機「オルラン10」など2機を撃墜したと発表した。

 ロシアによる攻撃は25日午後10時から26日午前5時まで続き、ミサイル17発と攻撃用ドローン31機が使用されたのを確認したという。

12:00(キーウ06:00)

ロシア軍が夜間に攻撃、ドネツク州の貯水池ダムが破壊

 ウクライナ軍参謀本部は26日朝の戦況報告で、ロシア軍が夜間にミサイルやドローン(無人機)による攻撃を行ったと発表した。被害状況は確認中という。

 また、25日には4回のミサイル攻撃があり、うち1回は地対空ミサイル「S300」によるものだったと報告。ウクライナ東部ドネツク西方のカルリウカにある貯水池ダムが破壊され、周辺地域は氾濫(はんらん)の恐れがあるという。

 戦闘の中心はウクライナ北東部ハルキウ州クピャンスク、東部ドネツク州リマン、バフムート、アウジーイウカ、マリンカ方面だという。激戦地バフムート周辺では、西に約10~25キロにあるチャシウ・ヤールやコスチャンティニウカにも攻撃があったという。

06:00(ワシントン25日17:00)

ベラルーシへの戦術核移転、ロシアの激化の可能性は低い 米分析

 米シンクタンク「戦争研究所…

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