国連安保理の非常任理事国選挙、日本が2032年に立候補へ

楢崎貴司
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 松野博一官房長官は23日午前の記者会見で、日本が2032年の国連安全保障理事会非常任理事国選挙に立候補すると明らかにした。すでに16日に国連の手続きに従って立候補を登録したという。松野氏は、「国際の平和と安全の維持と法の支配に基づく国際秩序の強化を目指していく」と、理由について語った。

 安保理は米国、英国、フランス、ロシア、中国の常任理事国を除く10カ国を非常任理事国が占め、地域ごとに配分枠があり、うち半数が毎年改選される。日本は今年1月に非常任理事国入りしており、24年までの任期を残している。

 ロシアによるウクライナ侵攻などをめぐって安保理は機能不全が指摘される。松野氏は「安保理改革の議論も引き続き主導するとともに国連全体の機能強化にも努める」と述べた。(楢崎貴司)

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