維新府議団の笹川氏が代表を辞任 女性市議への不適切言動問題
大阪維新の会大阪府議団代表の笹川理(おさむ)府議(41)が22日付で代表を辞任した。府議団幹部が明らかにした。笹川氏は維新所属の女性大阪市議に対し不適切な言動をしていたとして17日付で党から厳重注意処分を受けていたが、代表の役職は続ける意向を示していた。
府議団の河崎大樹幹事長は23日、記者団の取材に、笹川氏から22日付で辞任届の提出を受けたと説明。理由は「一身上の都合」としていた。府議団として、29日に新代表を決める代表選を実施する方針を明らかにした。河崎氏は「有権者の皆さんに多大なご迷惑、不快な思いをさせた」と陳謝した。
笹川氏をめぐっては、2015年、初当選したばかりの女性市議に対し「ふざけんなや」などと高圧的なLINEを送るなど不適切な言動をしたとして、維新が17日付で口頭での厳重注意処分としていた。
笹川氏はその後も代表を続投する考えを示していたが、22日公開の文春オンラインが、笹川氏がこの女性市議に「愛してる」などとセクハラが疑われるLINEを送っていたと報道。笹川氏は同日、府議団幹部に代表の辞任届を出していた。
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