元ジャニーズJr.が明かす性被害トラウマ 「死にたい」と願う日々

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編集委員・大久保真紀
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 元ジャニーズJr.の男性が朝日新聞の取材に、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)からの性被害を告白し、ジャニーズ事務所を退所した後にトラウマに苦しんできたことを明らかにした。「自分には価値がない」との思いにさいなまれ、うつや依存症に苦しみ、「死にたい」と思い続けた日々だったという。

 男性は、二本樹顕理(にほんぎあきまさ)さん(39)。現在は、大阪でギター教室を開いている。

 マイケル・ジャクソンにあこがれ、「歌って踊れるアーティストになりたい」という夢をもっていた。1996年、中学1年の夏、ジャニーズ事務所に履歴書を送った。まもなく電話があり、オーディションを受けた。

 1カ月もしないうちに、横浜アリーナでの「KinKi Kids」のコンサートに来るように言われた。ステージに上げられ、KinKi Kidsの後ろに、ほかのJr.たちと一緒に立った。

 今回取材に応じてくれた元ジャニーズJr.の二本樹顕理さんは、13歳になったばかりのころに性被害に遭ったといいます。1年半ほどでジャニーズ事務所を退所しますが、その後、性被害のトラウマに苦しむことに。記事の後半では、二本樹さんの目に社会がどう映り、二本樹さんはどんな苦しみを抱えていたのか、そして、今回、どんな思いで被害を告白したのかを語ってくれています。

 「いきなりあこがれのステー…

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