G7首脳も飲んだコーヒー、販売開始 小さな店から「環境問題」発信

根本快
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 G7広島サミットの夕食会で首脳らに振る舞われたスペシャルブレンドのコーヒー豆の販売が23日、始まった。広島市西区の従業員7人のコーヒーショップ「MOUNT COFFEE」が参加国を含む7カ国の豆を使い、バランスがとれたコクのある苦みをつくり出した。

 「Hiroshima Blend―G7 2023―」と銘打ち、200グラム1944円でオンラインでも発売。化学農薬不使用のインドネシア産、野生動物と共存しながら育ったインド産などの豆を使っている。

 店長の山本昇平さん(44)は海外に出向いて農家の声に触れつつ、国内で環境問題を語り合うイベントも開いている。「コーヒーが環境問題を知るきっかけになれば」と語る。店は今月で開店10年目。来店客の男性(81)は「店長の努力が報われてうれしい」と話した。(根本快)

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