「地位が人間を育てる」 歓声あびても… 若元春のいまを示す反省

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内田快
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大相撲夏場所11日目 ○若元春―北青鵬●)

 身長204センチの北青鵬に左四つに組んだまま追い込まれた。187センチの若元春は、さらに寄ってきた相手を腹に乗せて、左後方へうっちゃった。1分半に迫る大相撲の末の逆転劇。新関脇は、「オー」というこの日一番の歓声に包まれた。

 初対戦。「正直、想像もつかなかった」。十八番の左四つになったが前に出られない。「ふところが深くて、つかまえきれない大きさを感じた」。快進撃を続ける21歳に舌を巻きながらも、白星をもぎとった。

 八角理事長(元横綱北勝海)は土俵際の粘りをたたえた。「見事だ。北青鵬はこんな負け方は初めてじゃないか。だいたいは相手がつぶれるでしょう」

 先場所、小結で11勝をあげ…

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