ヒマワリの絵、ウクライナ避難民へ 姫路女学院の生徒に思い託し
鈴木春香
【兵庫】戦争で隣国へ逃れたウクライナ避難民を元気づけようと、日本の子どもたちが描いた同国の花・ヒマワリの絵が、ポーランドへ送られることになった。プロジェクトを企画した神戸市の絵画教室主宰中嶋洋子さん(71)が25日、絵を運ぶ姫路女学院高校の生徒らに面会し、思いを伝えた。
絵は昨年から、中嶋さんの絵画教室や小学校などで約700人の子どもたちが描いたもの。中嶋さんの思いに賛同した大使館関係者らが仲介し、ウクライナ避難民が通うポーランドの学校と姉妹校関係にある姫路女学院の生徒4人が、この学校への研修旅行で届けることになった。
中嶋さんはこの日生徒らと面会し、絵に込めた思いを説明。2年の荻多茅加(おぎたちか)さんは「すごくパワーを感じる絵ですね」と応じた。中嶋さんは子どもたちと街頭募金で集めた20万円も生徒らに託した。「生活のことでいっぱいだと思うけれど、一部でもいいので絵の具など心を癒やすものに使ってもらいたい」(鈴木春香)
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