韓国ロケット、実用衛星を初めて軌道に 大統領「宇宙強国G7だ」

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ソウル=太田成美
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 韓国の自国開発のロケット「ヌリ」が25日、初めて実用衛星を搭載し、南部の羅老(ナロ)宇宙センターから打ち上げられた。韓国政府は主な衛星を周回軌道に乗せることに成功したと発表。打ち上げには国内の民間企業も参加しており、韓国政府はこれを機に航空宇宙産業を発展させたい考えだ。

 ヌリは3段式のロケットで、今回の打ち上げの準備や運営には民間の「ハンファエアロスペース」も参加した。韓国科学技術院(KAIST)が開発した次世代小型衛星のほか、民間企業が開発した超小型衛星など7基も搭載された。

 1トン以上の衛星の打ち上げ能力を持つロケットの保有国としては米国、ロシア、日本などに次ぎ7カ国目で、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は声明で「宇宙強国G7に入ったことを宣言する快挙だ」と誇った。

 「ヌリ」の打ち上げは今回で…

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