ルワンダ大虐殺で20年逃亡の容疑者を逮捕 2千人の殺害に関与疑い
今泉奏
1994年に東アフリカのルワンダで起きた大虐殺での人道上の罪を追及する国際刑事法廷メカニズム(IRMCT)は25日、女性や子どもを含む2千人以上の殺害に関与した疑いでフルゲンセ・カイシェマ容疑者を逮捕したと発表した。20年以上にわたり逃亡していた。
IRMCTによると、カイシェマ容疑者は94年4月、2千人以上が避難していた教会に共謀者とともに石油をまいて放火。焼け落ちた教会と犠牲者らをブルドーザーで地中に埋めた疑いがある。
同容疑者は2001年以降、最重要容疑者の1人として指名手配されて逃亡を続けていた。今月24日に南アフリカ南西部パールで逮捕された。IRMCTの検察官は「我々の逃亡者追跡チームを南ア当局が支援してくれた」とする声明を出した。
ロイター通信によると、容疑…