第2回元ミスユニバ、立候補したらフォロワー消えた 根深い政治嫌悪の現実
白見はる菜
【動画】千葉市議選に立候補し、落選した大塚茉衣子さん=白見はる菜撮影
千葉市美浜区のJR稲毛海岸駅前。イベント司会業の大塚茉衣子(まいこ)(26)は、スタッフもいないなか、たった1人で立っていた。
4月9日投開票の千葉市議選(美浜区選挙区・定数8)にむけて、拡声機も使わずに声を張り上げた。
「若い目線で、若い力で頑張ります」
「ゆるふわ」に巻いた茶色のロングヘアをなびかせた、きれい系。ミスユニバーシティー2019年千葉代表に選ばれ、写真投稿アプリ「インスタグラム」で1万人近いフォロワーを有する「インフルエンサー」だ。
立候補すると決めたのは、告示のわずか3週間前だった。政党の応援を得られるような準備はまったくできておらず、完全無所属の「インディーズ候補」の道を選んだ。
ポスターを掲示板に貼る様子を動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で配信した。
「わたし完全に1人なので…
- 【視点】
時代は良くも悪くもポピュリズムである。 その影響のひとつに、「力のある人は自分の市場で勝負する」という傾向の明確化がある。 いままで蓄積してきた自分のイメージやノウハウを、いかに手札として有効活用するかという話。極論ではあるが、「手札を正し
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