小児がんの子どもへスポーツ観戦の機会を J1鹿島と大和証券が企画

富永鈴香
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 がんと闘う子どもたちがいることをご存じですか――。つらい闘病生活を支えようと、Jリーグの鹿島アントラーズと大和証券がチャリティー企画に取り組んでいる。特設サイトでオリジナルグッズを買うと、売り上げの一部が支援活動に寄付される。企画は6月16日まで。

 販売されるグッズは、希望する鹿島アントラーズ選手のサイン入りユニホーム(3万円)や、サイン色紙(1万円)など。6月11日に開催される冠試合(対湘南ベルマーレ)の後には、当日の試合で使われたボールなども加わる予定。

 グッズを購入すると、サイトに応援コメントも書き込める。「1人じゃない!」「鹿島の応援と小児がんの子どもたちへの支援が同時にできて光栄です」といった温かい言葉が寄せられている。

 集まった支援金は、病気を患って行動制限がある子どもたちが旅行やスポーツ観戦に出かけられるよう、医療NPO法人「ジャパンハート」の医師や看護師がサポートする活動に使われる。

 企画は今年で3回目。過去2回で延べ755人から総額約813万円の支援が集まった。今年4月には、小児がん患者の2家族が鹿島アントラーズの試合に招待されたという。

 大和証券の広報担当者は「自分が好きなチームを応援すれば誰かのためになるという活動。多くの人に伝わってほしい」と話した。

 サイトのURLは(https://kashima-jheart-oen-2023.kas-sai.jp別ウインドウで開きます)。(富永鈴香)

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