維新の笹川府議、離党へ 府議団代表辞任に続き 不適切言動問題

維新

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 大阪維新の会の笹川理(おさむ)府議(41)が維新を離党する意向を周囲に伝えたことが26日、わかった。笹川氏は、維新所属の女性大阪市議への不適切な言動が問題となり、党から厳重注意処分を受け、府議団の代表も辞任していた。

 維新幹部によると、25日夜、笹川氏から「離党させて頂きたいと思っています」と連絡があったという。

 笹川氏をめぐっては、2015年、女性市議に高圧的なLINEを送るなど不適切な言動をしたとして、党が厳重注意処分とした。その後、22日公開の文春オンラインが、笹川氏がこの市議に性的な関係を求めるようなLINEも送っていたと報じていた。笹川氏は当初、代表職は続投する意向を示していたが、その後、22日付で代表を辞任した。

 この問題をめぐり、15年当時、維新幹事長だった松井一郎氏が25日に会見し、「8年前の対応に甘い部分があったと反省している」と説明。松井氏は当時、女性市議から相談を受け、笹川氏を注意して行為をやめさせたが、市議の意向もあって処分は行わなかった。性的な関係を求めるようなLINEのやりとりは知らなかったという。松井氏は会見で、一連の経緯を把握していたら「除名」処分していたと語っていた。

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