ボールパークに息づく不思議な縁 カープに彩られた北の大地の歴史
プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」の開業で、地元の北広島市は沸き返っている。明治時代、広島県出身者が入植して礎を築いたこの街は、ゆかりの広島東洋カープとの交流を続けてきた。6月6日から新球場で行われるセ・パ交流戦で、両チームによる歴史的な「広島ダービー」が実現する。
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北広島市役所を訪ねると、経済部の川村裕樹部長が出迎えてくれた。新球場誘致の最前線で日本ハム側と交渉してきた人だ。応接室のテーブルには昭和時代の町広報誌(当時は札幌郡広島町)や写真が並べられていた。「今はファイターズ一色ですが、かつて、カープと北広島にはこんな歴史があったんです」
被爆地復興の象徴だったカー…
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- 【視点】
札幌移転前の日本ハム、パ・リーグの人気のなさを知っている身としては、この隆盛ぶりは感慨深いです。 2004年、近鉄とオリックスの合併を機に、球界再編が起こりました。人気のないパ・リーグはセ・リーグに吸収され、1リーグ10球団になってい
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