難民認定されずスーダンに送還処分 「危ない」在留許可求める

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浅倉拓也
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 アフリカ北東部スーダンで続く国軍と準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)の戦闘で、大勢が国から逃れている。一方、日本にはスーダンへの帰国を迫られている人がいる。戦闘前に来日して難民申請したが認められなかったスーダン人らだ。支援者らは送還は不可能だとして、日本で暮らせるよう政府に対応を求めている。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、スーダンから周辺国への避難者は、10月までに86万人にまで増えるおそれがあると予測する。

 スーダンでは長年にわたる独裁政権や政情不安の影響で、これまでも多くが難民となっている。英国内務省の2017年の報告によると、政権に反対する人らには様々な弾圧があった。

 日本では出入国在留管理庁の統計によると、スーダン国籍で難民認定されたのは、19年に1人、20年に1人だった。国籍別の申請者数はすべて公表されていないが、多い年で18年は15人、21年は8人だった。

 大阪の難民支援団体「RAF…

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