病に「解散も考えた」 ダ・カーポ結成50年、長女加わり新たな音色

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編集委員・小泉信一
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 爽やかな歌声とメロディーで知られるフォークユニットのダ・カーポが横浜で結成して50年を迎える。これを記念し、「結婚するって本当ですか」「野に咲く花のように」などこれまでのヒット曲を集めたベストアルバムを6月に発売する。夫婦となり、子どもを育て、ともに年を重ねてきた音楽人生の集大成だ。

 ダ・カーポは、横浜市の音楽サークルで知り合った榊原政敏さん(74)と広子さん(72)が1973(昭和48)年に結成した。「いつも初心を忘れない」との思いを、「最初に戻る」を意味する音楽記号のダ・カーポに込めたという。

 吉田拓郎泉谷しげるらメッセージ性の強いフォークソングを若者が支持していた時代だ。だが、それに対抗するかのように荒井由実松任谷由実)やオフコースなどニューミュージックの旗手たちが登場。都会的で軽やかな音楽も注目を集めた。

 「私たちも、どこか重たく理屈っぽいフォークソングは苦手だった。横浜らしく、優雅でオシャレな歌を作りたかった」とダ・カーポの2人。74年に大ヒットしたシングル「結婚するって本当ですか」は、友人の結婚相手を知った広子さんが自身の驚きと戸惑いを素直に詞にし、政敏さんが曲をつけた作品だ。

 アニメ映画の主題歌や唱歌、童謡も歌い、幅広く活躍していた2人は80年に結婚。長女麻理子さんが生まれた。歌番組が全盛だったころで、ダ・カーポも各局から引っ張りだこだった。

手術、今も続く心臓の不調…「解散」覚悟したけれど

 順風満帆の芸能生活に見えたが、広子さんが変形性股関節症のため歩くのも困難になり、96年入院。手術を受けたが、しばらくはつえをついて歩いた。

 一方、政敏さんも腰の激痛で…

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