ドイツ首相、深夜の空港で見知らぬ男に抱きつかれる けがはなし

ベルリン=寺西和男
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 ドイツのフランクフルト空港の駐機場で24日深夜、(日本時間25日早朝)ショルツ首相が飛行機に乗り込もうとしたところ、車から降りてきた男に抱きつかれる事件があった。複数のドイツのメディアが26日に報じた。ショルツ氏にけがはなく、男は逮捕されたという。男の車は道路から首相の車列の後方について空港構内に入ったという。内務省は警備態勢などに問題がなかったか、調べている。

 独大衆紙ビルトによると、24日午後11時前、ショルツ氏が飛行機に乗り込む前に、警護担当の警察官らと記念撮影をしていたところ、車から降りて近寄ってきた男がショルツ氏に握手し、抱きついた。男の車のナンバーは入構許可の登録がなかったが、首相の車列後方についてきたため、空港の警備員は入構を許したという。

 26日の記者会見で、政府の副報道官は報道内容を認め、「(ショルツ氏は)脅威は感じなかった」と述べた。内務省の報道官は「なぜこのようなことが起きたのか、事実解明をしている」と話した。(ベルリン=寺西和男)

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