第76回カンヌ国際映画祭は27日夜(日本時間28日未明)に授賞式が開かれ、ビム・ベンダース監督の日本作品「パーフェクト・デイズ」に主演した役所広司さん(67)が男優賞に選ばれた。日本俳優の同賞は、2004年の「誰も知らない」(是枝裕和監督)の柳楽優弥さん以来2人目。
また、脚本賞には是枝監督の「怪物」の坂元裕二さん(56)が選ばれた。日本作品がカンヌのコンペティション部門で主要賞を同時に受賞するのは初めて。
最高賞パルムドールは、フランスのジュスティーヌ・トリエ監督の「アナトミー・オブ・ア・フォール」に贈られた。
ドイツの巨匠ベンダース監督の「パーフェクト・デイズ」は、公衆トイレ清掃員の主人公のつつましい日常と、彼の謎めいた過去の影を滋味豊かなタッチで描く。
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら