米テキサス州下院は27日、収賄や職権乱用などの容疑でテキサス州のケン・パクストン司法長官（共和党）を弾劾（だんがい）訴追する決議案を賛成多数で可決した。パクストン氏はトランプ前大統領（共和党）に近く、前回の大統領選で選挙結果認定を止める訴訟を起こしていた。米紙ニューヨーク・タイムズなどが伝えた。

　同下院（定数150）は現在、共和党86議席、民主党64議席と共和党が多数派を占めている。弾劾訴追をめぐる投票の結果は、賛成121、反対23、棄権2で、過半数の75票を大きく上回った。

　パクストン氏は、上院での弾劾裁判が終わるまで職務停止となり、その間、州知事は代わりの人物を任命することができる。

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