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　第76回カンヌ国際映画祭で、ビム・ベンダース監督の日本映画「パーフェクト・デイズ」に主演した役所広司さん（67）が男優賞を獲得した。日本の俳優としては、2004年に「誰も知らない」で同賞を最年少で受賞した柳楽優弥さんに次いで2人目。受賞後、役所さんは日本メディアの取材に応じた。一問一答は以下の通り。

　――カンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞した「うなぎ」（今村昌平監督）のときにもトロフィーをお受け取りになりましたが、ご自身のトロフィーはどんな気分ですか

　「そうですね。うなぎのときは、本当に興奮していて、まさかパルムドールと思わずに、監督の代わりにもらった。みなさん、欧米の方たちはプレゼンターとハグして、キスしてから受け取っていたけれど、僕はプレゼンターの（フランスの俳優）カトリーヌ・ドヌーブさんにどうすればいいのかとギリギリまで迷っていた。俺もするべきかなと思いましたけど、やはり日本人らしくお礼をして、いただいた思い出があります」

　「今回は、本当に監督もすぐ…