熱中症を「ねー、ちゅうしよう」セクハラ報告135件 神奈川県教委

増田勇介
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 神奈川県教育委員会は24日、2022年度に県立学校の生徒と教職員を対象に行ったセクシュアルハラスメント調査の結果を公表した。自身や他の生徒がセクハラ被害を受けたとの回答が135件あった。県教委は、うち28件について教員による行為を確認した。熱中症を「ねー、ちゅうしよう」と言い換えたり、教室での着替え中に授業準備のために入室したりする事案があったという。

 県立の高校や中高一貫校後期課程特別支援学校の高等部の生徒約11万8400人と教職員約1万5900人を対象に調査した。135件の内訳は、「自分自身が被害」が72件、「他の生徒が被害」63件だった。21年度の190件から減ったが、22年度から新たに項目に加えた「学校生活以外でのセクハラについて、悩んでいたり、困っていたりすることがある」という回答が62件あった。

 生徒同士では、携帯電話などで性的なメッセージや画像を「送られた」(8件)、「送るよう迫られた」(1件)、「キスや性的な関係を求められた」(3件)といった深刻な回答もあった。(増田勇介)

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