藤井聡太叡王、千日手2度の激闘も「体力は懸念せず」 会見一問一答
将棋の藤井聡太叡王(20)=竜王・王位・棋王・王将・棋聖と合わせ六冠=が28日、岩手県宮古市で指された第8期叡王戦五番勝負(不二家主催)の第4局で挑戦者の菅井竜也八段(31)に勝ち、シリーズ成績3勝1敗で叡王のタイトルを防衛した。
同一局面が4度繰り返される引き分け「千日手」が2度成立する激闘を制しての防衛劇だった。
感想戦終了後に行われた会見での質疑は以下の通り。
――シリーズを振り返って。
「シリーズを通して相穴熊の戦いが多かったのですが、中盤から終盤にかけて距離感を測れない局面がいくつかあったと感じているので、その判断力を上げていかないといけないなと。全体を通して大変な将棋の多いシリーズだったなと感じています」
――印象に残る一局、局面、指し手は。
「今日の将棋も印象に残る将棋でしたけど、第3局は中盤の小競り合いからどう構想を立てていくかが難しい将棋で、分からないまま形勢を損ねてしまった。力をつけていかないといけないと感じた一局でした」
――菅井八段とは初めてのタイトル戦でしたが、4局を指して、千日手局も合わせると6局で盤を挟んでみて。
もし3度目の千日手になっていたら? 初めて訪れた岩手県、さらに短角牛と冷麺は? 記事の後半でお伝えします。
「局面の判断やどう構想を立…
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら