エルドアン氏再選、ロシア・ウクライナ双方が祝福 意外な国も続々

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パリ=宋光祐 ワシントン=下司佳代子 ブリュッセル=玉川透 北京=畑宗太郎 ニューヨーク=遠田寛生 イスタンブール=武石英史郎
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 トルコ大統領選の決選投票で勝利した現職のエルドアン大統領に対し、ウクライナに侵攻したロシアと、抵抗するウクライナの双方を始め、様々な国々の首脳から祝意が寄せられた。欧米ともロシア・中国とも深い関係を持ち、意外な国の首脳たちとも人脈を築いてきた同氏の独特な外交姿勢が表れている。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ツイッターで「我々は欧州の安全と安定のために互いの協力を深め、パートナーシップを強化していきたい」とエルドアン氏に祝意を表明。ロシア大統領府も同日、同氏の勝利を「国家主権を強化し、独立した自主外交を実施するあなたの努力に対する国民の明確な支持の表れだ」とするプーチン大統領の祝意を発表した。

 トルコによるロシア製のミサイルシステム導入や、シリア内戦への立場の違いなどで、エルドアン氏とぎくしゃくした関係が続く米国のバイデン大統領は28日、ツイッターで「北大西洋条約機構(NATO)の同盟国として、二国間の問題や共通のグローバルな課題に対し、引き続き協力していくことを楽しみにしている」と祝福した。

 エルドアン氏と個人的に良好な関係を保つトランプ前大統領もソーシャルメディアに「大勝利、当然の勝利、おめでとう。私は彼のことをよく知っており、友人でもある。彼はトルコという国を、傑出し尊敬を集める新たなレベルに高めてきた!」と投稿した。

 NATOのストルテンベルグ…

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