首相「国民の安全に関わる重大問題」 北朝鮮「衛星」発射表明を非難
北朝鮮が「人工衛星」と称する弾道ミサイルを発射すると表明したことについて、岸田文雄首相は29日午前、首相官邸に出邸の際、記者団の取材に応じた。「衛星と称したとしてもこの弾道ミサイル技術を用いた発射は安保理決議違反であり、国民の安全に関わる重大な問題だ」と非難した。
首相は取材に先立ち、国民に対する情報提供▽関係諸国と連携をし、北朝鮮に自制を求めること▽不測の事態に備え、万全の態勢を取ること――の3点を指示したとした。また領域内への落下に備え、浜田靖一防衛相が自衛隊に破壊措置命令を出したことも明らかにした。
首相は「情報収集、警戒監視に全力を挙げるとともに、日米、あるいは日米韓で緊密な連携を図っていきたい」と述べた。
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