低予算で高水準、なぜ? 九大院生ピアニスト、「音コン」愛を論文に

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垣花昌弘
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 ピアニストで九州大学大学院に在籍する西岡怜那さん(28)=福岡市=が、福岡県飯塚市で毎年開かれている「飯塚新人音楽コンクール」に関する論文を学会誌に発表した。低予算で高水準のコンクールが長年続いてきた理由を研究者の視点で探った。

 2014年、19歳の西岡さんは同コンクールのピアノ部門で1位に輝いた。海外研修費として100万円を贈られ、オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウム大学に留学。21年に大学院を修了して帰国し、九州大学大学院で音楽コンクールの社会的意義について研究している。「幼い頃から受け続けてきたコンクールに思い入れがあった」

 論文は今年3月発行の日本音楽芸術マネジメント学会の学会誌に載った。

 21年時点で250を超える…

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