カンヌ脚本賞の坂元裕二さん会見「孤独に過ごしている誰かのために」

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編集委員・石飛徳樹
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 第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受けた「怪物」の坂元裕二さんが是枝裕和監督とともに29日夜、東京・羽田空港で記者会見をした。

 27日(日本時間28日)の授賞式に出席して帰国したばかりの是枝さんから坂元さんにトロフィーが手渡された。是枝さんは「無事に渡せてホッとしています」と笑顔で話し、坂元さんは「トロフィーの重みが責任感として、手にも背中にも感じられます」と語った。坂元さんは17日の公式上映に出席した後、ひと足先に帰国していた。

 「怪物」は地方の小学校で起きたある出来事について、母親や教師など様々な当事者の視点から語られる。坂元さんは「大勢の観客に向けてではなく、どこかにいるであろう孤独に過ごしている誰かのために書きました」と話した。

 坂元さんは「怪物」を執筆し…

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