電気料金値上げの夏 エアコン、冷蔵庫、照明の節電術を専門家に聞く

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大村美香 寺田実穂子 伊沢健司
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 電気料金の値上げに加え、もうすぐ暑い夏も到来する。少しでも節電をするために何ができるか。

 消費生活アドバイザーの和田由貴さんは「使用時間が長い家電を中心に節電を考えるとよい」と話す。資源エネルギー庁のウェブサイトによると、一日の電力消費割合が高い家電は、夏はエアコン、冷蔵庫、照明だ。三つで5割以上を占める。

エアコン 設定温度を下げる前に

 エアコンの節電でまず大事なことは、室内が暖まらないようにすること。窓の外によしずなどをつけ、日差しを遮る。

 暑いと感じたときはエアコンの設定温度を下げる前に、風量を強めたほうが消費電力が抑えられるという。強い風は体感温度を下げる効果もある。風向きを上向きか水平にすれば、部屋の隅まで冷気を行き渡らせることができる。

 政府が呼びかける「28度」は室温なので、エアコンの設定温度ではなく温度計で確認したい。和田さんは「我慢して熱中症にならないように、必要であれば設定温度を下げて調整を」とも注意を促す。

 定期的なお手入れも大切だ。「オンシーズンは2週間に1回はお手入れを」と和田さん。フィルターの汚れがひどければ中性洗剤で洗い、そうでなければブラシや掃除機でほこりをとる。資源エネルギー庁のウェブサイトによると、月1~2回の掃除で年間約990円の節約になるという。

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