経団連も時代にあわせ…十倉会長、2期目は「分配とエンタメ」に注力

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青田秀樹
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 経団連の十倉雅和会長が31日の総会を経て、2期4年の任期後半に入る。目標は、格差是正や成長の果実の適正な分配、エンタメ産業の育成だ。社会問題の解決にも注力し、かつては財界総本山と呼ばれた経団連を時代にあわせて新しくする。

 報道各社のインタビューで明らかにした。2023年度の事業方針で、成長に加えて「分配」への注力も改めて大きく掲げる。文書での明記は少なくともバブル経済崩壊後の30年間で十倉氏が初めて。

 十倉氏は21年6月、療養のため退任した中西宏明・前会長の後を継いで経団連会長に就任。「社会性の視座」を掲げ、行き過ぎた株主資本主義の是正と「分厚い中間層の形成」を目ざしている。

 当初の2年間は、コロナ禍で…

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