客室乗務員が着目「飛べなかったハサミ」 空港から向かった先は
堀江泰史
「飛べなかったハサミ」。航空機内に持ち込めず、捨てられる運命にあったハサミを、日本航空(JAL)から愛媛県今治市役所に出向中の職員がこう名付けた。
松山空港ではJALの機体の汚れを拭き取る作業に、市の特産品で高品質で知られる「今治タオル」の端切れが使われている。昨夏、今治タオル工業組合を通じて市内のタオル製造販売「コンテックス」が無償提供したものだ。
JAL松山支店に勤務する客室乗務員の木村淳子さんは、このお返しに何かできないかと思案していた。社内公募の「JALふるさとアンバサダー」を務め、22歳まで暮らした実家がある愛媛県内に移住し、地元を元気づける活動にも取り組んでいる。
目を付けたのが「ハサミ」だった。
ハサミは航空法でナイフやゴ…
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- 【視点】
よくまあこんな細かな、でもハートフルでいいネタを拾い上げてきたなあと思いながら読みました。べつにこれを読んだからといって地域経済の知識が増えるわけでも、記事で紹介されている取り組みが地域活性化にめちゃくちゃ尽力したというわけでもないけれど、
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