五輪をめざした妻と反対されてもプロボクサーになった夫 描く同じ夢

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伊藤雅哉
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スポーツ好奇心

 関西のプロボクサーの中で「最も世界王者に近い」と言われる選手がいる。

 アジアの地域王者で、戦績7戦全勝の西田凌佑(りょうすけ)(26)=大阪・六島(むとう)ジム=のことだ。

 3月に近大ボクシング部の同期で、アマチュアの国内トップ選手だった沙捺さん(旧姓・河野(かわの))と結婚した。4年前、沙捺さんはプロ入りに反対したというが……。

 2人は2015年春、近大ボクシング部で出会った。

 沙捺さんは静岡・浜松工高時代、国内最高峰の全日本選手権を制し、東京五輪出場を期待されるアマチュアボクサーだった。

 奈良・王寺工高出身の西田も高校チャンピオンだったが、実績では沙捺さんのほうが上だった。

 「当時は、ちょうどいい実戦練習の相手でしたね」と沙捺さん。本気で打ち込まない形式のマスボクシングではあったが、ムキになってやり合った。

 普段は穏やかで優しい西田と、いつも一生懸命な沙捺さんは自然とひかれ合い、2年生になる直前から付き合うようになった。

 西田は卒業を機にボクシングをやめて大手パンメーカーに就職。「厳しいプロの世界に行く覚悟はなかった」という。

 沙捺さんは「今ほど(競技に…

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