会社パソコンに女子トイレ画像「これ、私だ」 盗撮され、壊れた日常
遠藤美波 吉沢英将
3月の月曜日の午後。東京都内の中小企業で、従業員の20代女性は、会社の共有パソコンの前に座った。
写真を探そうと、画像フォルダーを開いた。自社商品の画像に交じり、女性の写真があった。
トイレで用を足す様子を後ろから撮影したようだった。下着、ストッキング、脚の形――。違和感がわいてきた。「この下着、私、持ってる」
よく見ると、会社のトイレに背景が似ていた。スクロールして気付いた。「自分だ」。それ以上は進めず、同僚の女性を呼んだ。
画像フォルダーは、この時不在だった会社社長の50代の男のグーグルアカウントと連動していた。同僚が警察に通報し、警察官が駆けつけた。
「これだ、これだ」 警察官が見つけたもの
社員10人足らずの会社。社…
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- 【視点】
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