使用期限は5月までだけど…町の商品券、780万円分余る 岡山

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礒部修作 小沢邦男
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 物価高に見舞われた住民の生活支援策の一つとして、各自治体が配っている商品券。岡山県美咲町では半年前に全町民に1人当たり4千円分の商品券を送ったが、31日の使用期限を前に約780万円分が使われないままだ。町の担当者は「町民の生活を応援するための事業。期限を過ぎると使えないので、ぜひ使ってほしい」と呼びかけている。

 美咲町産業観光課によると、町は昨年秋に赤ちゃんからお年寄りまで全町民約1万3500人に、1人当たり商品券4千円分(500円券8枚)を郵送した。商品券は久米郡商工会発行の「かけはし」で、商工会に加盟する美咲、久米南両町内の食料品店や衣料品店、ガソリンスタンドなど計196店舗で使える。

 この商品券の利用期間は半年で、今月31日に使用期限が迫る。だが、500円券が約1万5600枚、金額にして約780万円分(14・8%)がまだ使われていないという。

 商品券は町が商工会から購入し、町民に書留で郵送した。このため、使われなかった場合、約780万円が商工会側に残ることになる。町は昨年夏にも、今年1月末まで使える商品券6千円分を配ったが、未使用が計1万337枚、金額にして約517万円あったという。

 こうした状況を受け、青野高陽(たかはる)町長は今月24日、みずからツイッターで「商品券の使用期限が、5月31日に迫っています。まだの方は期限内にご利用ください」とつぶやき、利用を呼びかけた。

 この事業は地域経済の活性化も狙ったもので、町産業観光課の担当者は「町内の商店を応援するための事業でもある。商品券が使われると町内の経済も活性化される。忘れずに使ってください」と話している。(礒部修作)

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