休み明け、中16日もなんのその エンジンかかったオリのエース山本
(30日、プロ野球オリックス・バファローズ4―0広島東洋カープ)
オリックスの山本由伸に、エンジンがかかってきた。8回を投げ、散発2安打、無四死球、無失点。一度も三塁を踏ませず、今季4勝目を挙げた。
予告先発が発表されていた20日の日本ハム戦は、発熱による体調不良で試合直前に登録を抹消された。竹安大知が代役で急きょ先発したが、チームはその試合で今季初の4連敗を喫した。
この日は、中16日での復帰戦。「しっかりと取り返したい」と意気込んだが、それでいてほどよく力が抜け、変化球には切れがあった。
唯一、得点圏に走者を背負ったのは四回。1死二塁から、広島の3番秋山翔吾は落差の大きいフォークで空振り三振に。4番松山竜平もフォークで二ゴロに仕留めた。
エースの快投に中嶋聡監督も一安心だ。「非常に心配したけど、まあ本当に良いピッチングをしたと思う」
登板前まで、今季は6試合の登板で3勝2敗、防御率2・35。悪くはないが、昨季まで2年連続で投手4冠に輝いたような“無双状態”にはなかった。「シーズンはすごく体もスタミナがいる。開幕からバチっといけたらいいですけど、まあ長いので」。ここから調子を上げ、エースの役目を果たす覚悟はできている。
チームは2018年から交流戦の成績は2位、2位、1位、9位(20年はコロナ禍で中止)で、相性はいい。特に広島は「お得意様」で、これで5年前から負けなしの13連勝だ。(高橋健人)
大瀬良(広) 4回まで被安打1、無失点の好投も、五回に暴投と犠飛で2失点。「悪くはなかった。ただあそこの2点はなんとかしたかった」
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