博多に夏到来 山笠まで1か月、舁き棒清める「棒洗い」

太田悠斗
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 博多の街に、夏が来る――。7月1日から始まる博多祇園山笠まで1カ月となった1日、福岡市博多区櫛田神社浜宮(はまみや)で、山笠の舁(か)き棒を洗う神事「棒洗い」があった。八番山笠・上川端通の約20人が午前8時半から約7メートル、80キロの舁き棒6本を洗い清めた。

 棒洗いをした上川端通は「走る飾り山笠」として知られる。山笠の正装である当番法被(はっぴ)(長法被)に袖を通した男性たちが午前7時半、櫛田神社に納められていた舁き棒をトラックに載せ、浜宮に搬出。バケツでくんだ海水をかけて、たまったほこりなどをたわしと布で丁寧に落としていった。

 責任者の長崎正洋さん(59)は「いよいよ始まる。身が引き締まる思い」。コロナ禍が落ち着き、「今年はマスク無しの(観客の)お顔が見られる」と笑顔を見せた。(太田悠斗)

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