【そもそも解説】採用面接が解禁、有名無実の「就活ルール」とは

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高橋諒子
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 6月1日は、政府が主導する「就活ルール」上での採用面接の解禁日です。ただ、すでに内定をもらった学生は7割を超えているという調査結果もあり、ルールはほとんど守られていないといえます。

 Q 大学生たちの採用面接が1日から始まったの?

 A 2024年卒業予定の学生たちの採用選考が、政府がもうけた就職活動におけるルール上で6月1日に解禁された。会社説明会などの採用広報は3年生の3月からとされている。就活の日程を定めるルールは、企業(きぎょう)側と大学側などが1953年に結んだ「就職協定」が始まりだ。その後も経団連(けいだんれん)がルールづくりを担ってきたが、21年卒採用から政府が引き継(つ)いだ。

 ルールで定める日程は時代に合わせて変更されてきた。過去には「説明会は3年生の12月、選考は4年生の4月に解禁」といった時期もあったが、17年卒から今の日程だ。

 Q 企業はルールを守っているのか。

 A すでに学生の7割以上が…

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