6歳になっても毎晩おねしょ、気にする息子 母が頼った専門外来
松本千聖
お子さんのおねしょ、人知れず悩んでいませんか。もしかしたら夜尿症かもしれません。子どもでは、アレルギー疾患に次いで多いとされています。6月5日~11日は国際小児禁制学会などが定める「世界夜尿症ウィーク」。治療や、向き合い方について専門家に聞きました。
子どもは成長につれて膀胱(ぼうこう)に尿をためられるようになり、夜間にも尿意で目覚められるようになる。小さな子におねしょ(夜尿)があるのは自然なことだが、5歳以上で月1回以上の夜尿が3カ月以上続く場合、夜尿症と診断される。
東京都に住む女性(42)は、次男(8)の夜尿症に悩んできた。6歳になっても毎晩おねしょが続いた次男。尿の量が多く、おむつをしても寝具に漏れてしまった。朝の忙しい時間に、布団の丸洗いが負担だった。
本人も気にしている様子で、おむつを見えるところに置くといやがったり、友達が来るときは使用済みのおむつをわざわざゴミ箱から出して隠したりしていた。「そこまでしてばれたくないんだ」。女性は心配になった。
「実はまだおねしょが」 打ち明けると
転機は近所の人と話題になっ…