サイバー攻撃、広島サミットでも 専門家が語る最近の「戦闘」状況

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聞き手・小村田義之
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 G7サミットで、開催地・広島市のホームページへのサイバー攻撃がありました。笹川平和財団特別研究員の大沢淳さんは「サイバー空間では、まさに今も『戦闘』が続いています」と危機感を募らせています。攻撃の中身が見えにくく、対応の遅れが指摘されるサイバー戦の現状を聞きました。

 ――広島で5月に開かれた主要7カ国首脳会議G7サミット)の時もサイバー攻撃があったようですね。

 「サミット自体は無事に終わりましたが、この大きな国際イベントをめぐって、国家の関与が疑われるサイバー攻撃が観測されました。G7の期間中に広島市のホームページがサイバー攻撃を受け、犯行声明も出ています。サミット前からサイバー攻撃を警戒していましたが、残念ながら期間中に開催地の市のホームページが攻撃され、海外でも大きく報道されました」

 ――サミット前のサイバー攻撃は、いつごろからあったのでしょうか。

 「中国の関与が疑われる攻撃…

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