両腕に障害の女子高校生、足でドローン操縦 国家資格に挑戦する理由
野田枝里子
大型連休まっただ中の5月上旬、宮崎美侑(みゆう)さん(16)は千葉県内にあるドローン専用施設にいた。
コントローラーに「足」をかけると、ブーンという音とともにドローンが浮き上がった。施設内の目印に沿って、ゆっくりと進む。目はじっと、その機体の行方を追っていた。
生まれつき両腕に障害を抱える。右腕はなく、左腕も肩の先までしかない。このため操縦に使うのは両足だ。2本あるスティックを、それぞれの親指と人さし指の間に挟んで動かす。
「最初は力加減が難しかった。力を入れないと動かないし、力を入れすぎると制御できない」
ドローンと出会ったのは3年…
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