来春卒業する大学生らを対象にした企業の採用選考が1日、政府が要請する就職活動ルール上で「解禁」された。すでに内定をもっている学生は7割を超えている。景気回復と人手不足を背景に、企業の採用意欲は高まっており、学生たちの就職活動はいっそう早期化している。
三井住友海上火災保険では1日、オンラインの1次面接が始まった。学生約1500人が受ける予定で、最終面接のみ対面で行う。
採用チームの島村太朗課長は「売り手市場で、すでに内定を複数得ている学生が多く、こちらが内定を出しても選んでもらうまでが大変」と話す。面接を受けた大学4年生の女性(21)はすでに2社から内定をもらったといい、「第一志望の会社の面接が終わるまで就活を続ける」と取材にこたえた。
リクルートの調査によると…