売り上げ一部を文化のために コーヒーなど扱う福岡市のベンチャー

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椎木慎太郎
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 福岡市のベンチャー企業「Greater Fukuoka」(福岡市中央区)が展開する飲料ブランド「PLEIADES」(プレアデス)は、九州を拠点に活動するアスリートやアーティストとコラボした商品を販売し、売り上げの一部を本人らに還元している。九州発の文化を育てながら、地域の経済も活性化させることをめざす。

 プレアデスは現在、コーヒー、カフェラテ、緑茶の3種類を取り扱う。九州を中心に活動するスポーツチームやアーティストとコラボして、売り上げの一部をコラボ相手に還元している。

 これまで、九州のアメフトチーム「福岡SUNS」や、糸島市を拠点に活動する画家の田中千智さんとタッグを組み、SUNSのロゴや田中さんの絵が缶にプリントされたドリンクを販売してきた。

 同ブランドの特徴は、売り物ではなくサンプルとして多くの商品を無料で提供してきた点にある。現在、九州で約50万人にサンプルを配布し、約10万本を販売した。萩野郁夫社長(45)は「商品のイメージを広告するより、実際に口にしてもらった方が絶対に効果がある」とその狙いを語る。

 萩野社長は2006年からベ…

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