「国会議員は自分と支援者を優先している」が8割 朝日世論調査
寺本大蔵
岸田文雄首相の長男で政務秘書官を務める翔太郎氏が、昨年末に首相公邸で親族と「忘年会」を開き、記念撮影をするなどしていた問題で更迭されました。世襲問題と絡めて報じられるケースも目につき、一層の政治不信を招きそうです。
「政治家の世襲は好ましいか」について、「好ましくない」と答えた人は80%。逆に「好ましい」と答えた人はわずか9%、これは朝日新聞社が今年2~4月に実施した、全国郵送世論調査の結果です。世襲議員が多い自民党の支持層ですら「好ましい」13%、「好ましくない」73%と大差がつきました。
5月27~28日の定例世論調査(電話)で忘年会問題を尋ねたところ、「問題だ」は「大いに」44%、「ある程度」32%を合わせて76%を占めました。
世襲を好ましくないと思う有…