質問者いるのにどんちょう下ろして閉会 柳川市でのオスプレイ説明会

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西田慎介
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 佐賀空港(佐賀市)への陸上自衛隊オスプレイ配備計画をめぐり、福岡県柳川市九州防衛局は5月30日、柳川市民文化会館で市民説明会を開いた。市によると92人が参加。会場からは計画に反対する声が多く上がり、終了後の記者会見で伊藤哲也・同局長は「騒音、米軍、安全性など佐賀と同じように関心は高い。頂いた意見を踏まえ今後もしっかり情報提供したい」と話した。

 午後6時半に始まり、参加者に配布された資料をもとに、市が計画をめぐる経緯や対応を説明。防衛局は、配備の理由やオスプレイの安全性、工事期間中の排水対策などを説明し、計画への理解を求めた。

 「配備は(墜落などの)危険性を伴うものだ」「資料に在日米軍が使用すると書いていないのはなぜか」

 その後の質疑応答では、配備に反対する質問や意見が目立った。米軍基地が集中する沖縄県の負担軽減のため、米軍普天間飛行場のオスプレイの訓練が2016年から本土で実施されている。防衛局は在日米軍の「(佐賀)常駐はない」とする一方、「全国横並びの観点から在日米軍の(佐賀での)訓練への協力は排除されない。市民に不安がないよう対処してまいりたい」とした。会見で伊藤局長は「全国をまわる中で佐賀に負担が集中することはない」と述べた。

 会場からは説明会の進行に疑…

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