渡辺明名人、19年ぶり無冠に 王将、棋王に続き藤井七冠に奪われる

村瀬信也 黒田健朗
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 2004年に20歳で竜王を獲得して以来、常にタイトルを保持し続けてきた渡辺明名人は唯一のタイトルを失い、19年ぶりに無冠となった。連続保持は、羽生善治九段の27年に次ぐ歴代2位。タイトル獲得通算31期の実績を誇る名棋士が正念場を迎えている。

 今期の名人戦では、第3局で1勝を挙げたが、そこから連敗した。第5局の終局後、「複雑な局面で長考した結果、間違えてしまった。4局目、5局目と負けた将棋の内容が悪かった。この3年ぐらいのタイトル戦の戦いからすると、こういう結果になるのは当然で、力が足りなかったと思う」と振り返った。

 名人のタイトルは20年に36歳で初獲得。その後、三冠の時期が続き、「現役最強」とも称されたが、王将、棋王に続いて藤井聡太新名人にタイトルを奪われた。村瀬信也、黒田健朗)

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