小便器の「目皿」 札幌市の公園で盗難相次ぐ「いったいなんのため」
古畑航希
男性小便器の「目皿(めざら)」の盗難が札幌市の公園で相次いでいる。
目皿は小便器の底にある排水口にはめ込まれた金属製のふたのこと。多数の小さな穴やスリットがあいていて、水を流すとともに、ごみなどが入って排水管が詰まるのを防ぐためのものだ。いったいだれが、なんのために盗んでいるのか。
札幌市の発表によると、5月16日から29日までに盗難が確認されたのは、同市東区の15公園、北区の1公園の計37枚。彫刻家のイサム・ノグチが設計した東区のモエレ沼公園では11枚が盗まれた。
目皿1枚の価格は680円。市の担当者は「なんのために盗むのか」と戸惑う。道警に被害届を提出する準備を進めているという。(古畑航希)
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- 【視点】
これまで、たぬきの置物、表札、蛇口など、不可解な窃盗犯のニュースをいろいろ見てきたが、小便器の底にある排水溝の蓋というのは、ちょっと想像を超えすぎていて犯人像がまるで浮かばない。 迷惑な窃盗犯であることは当然として、早く犯人を逮捕してもら
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