「夫婦で来ていた」あいまいな記憶で写真選び マイナカード誤発行
三重県松阪市は1日、誤って別人の顔写真が入ったマイナンバーカード1枚を発行したと発表した。
市によると、マイナンバーカードセンター(松阪市大黒田町)で2月3日、35人が申請した際、市側が誤って1組の夫婦間で夫の申請書IDに妻の写真を添付。担当職員らはその場で気づいた。後日、再申請手続きをした際、2月3日に訪れていた別の夫婦の夫の写真を誤って添付して申請してしまったという。3月末、郵送されてきたカードの写真が別人だと市に問い合わせがあり、判明した。
松阪市では原則、マイナンバーカード申請専用のタブレット端末で、申請書IDとタブレットで撮影した顔写真をひもづけている。さらにトラブル対応用にデジタルカメラでも顔写真を撮影している。市側は今回、再申請手続きの際、「夫婦で来ていた」というあいまいな記憶をもとに、誤って別人の写真を選んでしまったという。
市は「個人情報が漏れたわけではない」として、公表を控えていた。
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