「しんじょう君」の銅像計画に1500万円超の寄付 身長2.4倍に

蜷川大介
[PR]

 ゆるキャラグランプリで日本一に輝いたこともある高知県須崎市のマスコット「しんじょう君」の銅像を建てるクラウドファンディング(CF)に、1カ月余りで1536万円の寄付が集まった。当初の目標だった700万円を大きく上回ったため、銅像の身長は50センチから120センチになり、ライトアップの照明をつけることになった。

 しんじょう君は、市内を流れる新荘(しんじょう)川で国内で最後に目撃されたニホンカワウソがモチーフ。今回、キャラ誕生10周年を記念し、須崎市内に新たな観光名所をつくろうと、キャラの運営を市から委託されている会社パンクチュアル(同市)が企画。4月28日からCFサイトで寄付を募った。

 1万円以上の寄付者の名前が台座に刻まれる特典を付けたところ、2週間余りで700万円を突破。途中から寄付の総額に応じて銅像の身長を決めることにしていた。

 CF最終日の5月31日夜には、しんじょう君が生配信をしながらCFサイトを見守った。締め切りまでの約1時間半で、50人が計100万円を上積みする追い上げをみせた。約1カ月の期間中に計626人が寄付をした。

 しんじょう君のファンからは、期待と愛着を込めて「銅じょう君」と呼ぶ声も。9月に市内で催される「ご当地キャラまつり」にあわせて銅像はお披露目される見通しだ。(蜷川大介)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら