ロシア当局がモスクワの高官向け病院敷地内にシェルター建設計画

ウクライナ情勢

藤原伸雄
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 ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は1日、ロシア大統領総務局がモスクワにある中央臨床病院の敷地内に防空壕(ごう)(シェルター)を新設する計画があると伝えた。この病院は大統領府のあるクレムリンから西に20キロ弱の場所に位置し、ロシアの高官や政治家の多くが治療に通うという。

 メドゥーザによると、計画はロシアの公共事業サイトの文書に「民間防衛用保護シェルター」の建設と記載されているという。12月20日に完成予定で、初期費用は3500万ルーブル(約6千万円)。シェルターの規模や収容人数は示されていないが、手術室や手術前室、更衣室などの設備が用意されているという。

 モスクワには5月30日にドローン無人機)の攻撃があり、ロシアの独立系メディア「メディアゾーン」によると、一部のドローンが政府高官や富裕層が多く住むことで知られるモスクワ西郊の高級住宅街に墜落した。プーチン氏の公邸もこの付近にあるという。ウクライナは攻撃を否定している。

 5月3日にも、ロシア大統領府があるクレムリンにドローン攻撃があり、ロシアはプーチン氏殺害を狙ったウクライナの攻撃と主張していた。藤原伸雄

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