岐路に立つ「刑事7人」プロデューサーが伝えたい「遺す」ということ

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撮影5分前 テレビ朝日・山川秀樹

 「芸術は長く、人生は短し」とは、先日亡くなった私の尊敬する音楽家、坂本龍一さんの最期の言葉ですが、意味は全く違うものの、「仕事は長く、人生は短し」と感じる中年男女の方は少なくないのではないでしょうか。入社したばかりの頃は、やりがいに満ちあふれていた仕事も、長年続けていると、このままでいいのだろうか、人生も長くないのに、と不安がよぎる……。

 7日水曜の夜9時にスタートする、シーズン9を迎えた「刑事7人」の登場人物も、刑事を長く勤めてきたことによる迷いを抱え、人生の岐路に立ちます。このまま刑事を続けてよいのかと悩む者、遺体に慣れてしまっている自分に違和感を持つ者、信頼する仲間に疑いの目を持つ者……。主人公の天樹悠(あまぎゆう)(東山紀之)はその筆頭で、自他ともに天職と認める刑事の仕事を、今回の事件で終わりにしようと思い至ります。

 自分の仕事にピリオドを打と…

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