甲子園を沸かせた前川右京が心に刻む 智弁学園時代の「ある打席」

有料記事阪神タイガース

大坂尚子
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 阪神の2年目・前川(まえがわ)右京にとって、甲子園は慣れ親しんだ球場だ。

 奈良・智弁学園高1年の夏から4番を任された左の強打者は、2020年の交流試合も含めて4度、聖地でプレーした。

 ただ、3年春までは甲子園で「打ちたい気持ちが強すぎた」こともあり、なかなか期待された結果が出せなかった。

 待望の一発が出たのは、3年生だった2021年の夏、全国選手権の2回戦だった。

 その夏は打撃でチームを引っ張り、2本塁打、大会個人トップの7打点で全国準優勝に貢献した。そして、秋のドラフト会議で阪神から4位指名され、プロ入りした。

 高校時代の思い出を聞いた際、前川が挙げたのは意外な場面だった。

 智弁和歌山との「智弁対決」…

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