共通テスト追試験会場、来年は2会場に コロナ5類移行受け
山本知佳
来年1月に行われる大学入学共通テストについて、文部科学省は2日、追試験の会場をコロナ禍前の全国2会場にする方針を明らかにした。新型コロナウイルスが、感染症法上の分類で季節性インフルエンザと同じ5類に移行したことによる変更という。
共通テストが始まった2021年以降、コロナ禍での受験機会確保のため、追試験の会場を全都道府県に置いていた。大学入試センター試験時代は1週間後だった追試験の日程は、共通テストになってから3回にわたって2週間後だったことから、来年の追試験の日程も2週間後のままにするという。
受験にあたっては、マスクの着用義務や受験生の距離の確保などをガイドラインで定めていたが、来年の入試では求めないという。(山本知佳)